眠れない夜に試したい478呼吸法

478呼吸法はどんな呼吸法?

478呼吸法とは、なかなか寝付けない時にぜひ試してみたい呼吸法として注目されています。
これは世界的な知名度を持つアンドリュー・ワイル博士が発案した呼吸法で、阿部元種相も健康法として取り入れているのだとか。
やり方はとても簡単で、一度覚えれば眠れない時にサッと実践することができます。
特別に必要なアイテムなどは一切なく、誰でも今日から実践できる手軽さが大きな魅力です。

478呼吸法は、呼吸法によって神経をリラックスさせることを目的としています。
入眠する際にはリラックスしていなければいけないため、眠る前に478呼吸法をすれば眠りやすい体内環境へと整えることができます。
しかし眠る前だけでなく、リラックスしたい時に取り入れることによって緊張を緩和したり気持ちの高ぶりを落ち着ける効果もあるので、さまざまなシーンで活躍できる呼吸法と言えます。

478呼吸法のやり方

478呼吸法のやり方は、とても簡単です。
まず息をゆっくり吐き出して、肺の中を空っぽにするつもりで息を吐き切ってください。
その状態から、口を閉じて鼻からゆっくり少しずつ息を吸いながら4つほど数えましょう。

4つ数えたら、そこで息を止めて今度は7数えてください。
もう少し息を吸い込みたいなと思っても、4つ数えたところで息を止めるのがポイントです。
7つ数えたら、今度は8つ数えながら少しずつ息を吐きだしていきます。

数を数える速さは、自分で心地よいと感じる速さでOKです。
眠りたい時の呼吸法なので、超高速で行う必要はありません。
しかし、ゆっくりしたほうが良いかなと思ってのんびり数えすぎてしまうと、息を止める時間が長くなりすぎて苦しくなってしまうかもしれません。
自分にとって適度な速さで数えることで、478呼吸法で得られる呼吸を最大にできるのではないでしょうか。

478呼吸法が良い理由

478呼吸法が良いと言われている理由は、いくつかあります。
1つ目の理由は、478呼吸法は腹式呼吸を採用しているというものです。
腹式呼吸では、口から息を吐きだして鼻から息を吸いこみます。
478呼吸法でも最初に口から息を吐きだした後、口を閉じで鼻から息を吸い込みます。
これが、腹式呼吸に当たるのです。

もしも腹式呼吸をより意識して478呼吸法をするなら、息を吐きだす時にはお腹を凹ませるつもりで行い、息を吸い込む際にはお腹を膨らませるような気持ちで行うのが良いでしょう。
また、おへその下あたりにある丹田という場所を意識すると、脳波をよりリラックスしやすい状態にできます。

腹式呼吸をする事によって、神経がリラックスしやすい状態となり、それが睡眠へと導いてくれます。
健康法として継続すれば自律神経のバランスが改善できるので、眠る前だけでなくリラックスしたい時や毎日の日課として478呼吸法を取り入れる方法も良いでしょう。

    © 2015 - 2024 L×L MAGAZINE All Rights Reserved.