チョコレートの美容・健康効果とは?
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールが、体に良いとの研究報告がなされて以来、おいしいスイーツとして人気のチョコレートに、実は健康や美容効果があったということで話題を呼んでいます。
カカオポリフェノールの含有量が多いチョコレートを食べると、高血圧や認知症などを予防するとマスコミでも大々的に取り上げられました。
このため、カカオ成分が70%以上含まれているチョコレートが人気です。
カカオ成分が70%以上含まれているチョコレートは、ハイカカオチョコレートと名付けられています。
このハイカカオチョコレートには、さまざまな機能が備わっています。
まず、カカオポリフェノールの効果で抗酸化作用があります。
ポリフェノールはワインや緑茶などに含まれていて、体の毒となる活性酸素を取り除いてくれる機能があります。
このポリフェノールが、チョコレートの原料であるカカオにも豊富に含まれています。
抗酸化作用によるアンチエイジング効果で、わかわかしさを保つことができるので、女性に嬉しい食品だといえそうです。
日本人に対しての効果を検証するために、愛知県蒲郡市や愛知学院大学、お菓子メーカーが共同で調査を行いました。調査対象者に4週間、ハイカカオチョコレート25グラムを毎日食べてもらったところ、生活習慣病の予防や改善が期待できることが報告されています。
また、高血圧の予防効果も認められました。
ハイカカオチョコレートを毎日食べた人の、血圧が低下したといいます。
特に高血圧の人ほど、血圧が低下しやすく、カカオポリフェノールによる抗酸化作用で血管が広がり、赤血球がスムーズに通過しやすくなったのが要因と考えられています。
このほかにも、便秘予防効果が期待できるとも報告されています。
チョコレートに含まれる、カカオプロテインというタンパク質が腸内の善玉菌を増やしてくれからです。
さらに、脳の海馬部分のタンパク質が増えることもわかりました。
これによって認知機能が活性化し、うつ病や認知症にも良い影響を与えるのではないかと考えられています。
いつまでも若々しくありたい、高血圧が気になる、便秘を改善したい、脳機能を活性化さたいという方は、ハイカカオチョコレートを食べるよう心がけてはいかがでしょうか。
適量は1日25グラム
体によいとされるチョコレートですが、食べ過ぎには注意してください。
ハイカカオチョコレートの適量は、1日に25グラム程度。
これくらいの量なら、毎日食べても太る心配はありません。
しかし、チョコレートはハイカロリーなので、これ以上食べると、太る可能性大です。
また、一度に25グラム食べるよりも、何度かに分けて食べる方が効果的です。
カカオ分72%配合のハイカカオチョコレートなら、25グラムで、カカオポリフェノールが約630ミリグラム摂取できます。