マルチタスクは生産性が下がる
仕事をしているのに集中力が続かないと感じたり、作業があまり進んでいないような気がする人は、もしかしたらマルチタスクが原因かもしれません。
一度に複数の作業を、同時進行で平行しながら行うマルチタスクは、作業内容によっては生産性が下がってしまいます。
電話をしながらメモを取る、といった簡単なマルチタスクなら、多くの人は問題なくこなせるでしょう。
しかし、それぞれに集中力が必要な複数の作業を短時間ずつ行っていくのは効率的ではありませんし、生産性が下がってしまいます。
マルチタスクをすると、脳内ではそれぞれのタスクごとに別の場所を使って処理を行います。
作業を切り替える際には脳内も処理する場所を切り替えるわけですが、その時に脳に大きな負荷がかかってしまうのです。
その結果、集中力が長く続かなかったり疲れやすくなったりしてしまい、労働時間に対する成果がイマイチとなるのです。
シングルタスクに切り替えてみよう
タスクを遂行する方法は、マルチタスクだけではありません。
タスクを一つずつ片付けていく、シングルタスクという方法もあります。
マルチタスクでデメリットを感じる場合には、シングルタスクに切り替えることによって脳にかかる負荷を軽減できます。
タスクを一つずつ片付けていくため、作業が終了するごとに達成感や充実感をこまかく感じられるというメリットもあります。
どうやって切り替える?
シングルタスクに切り替える方法は簡単で、まず最初に抱えているタスクを一度リストアップしていきます。
この時、壮大なプロジェクトを1つのタスクとカウントするのではなく、プロジェクトを細かく細分化して、1つのタスクは30分程度で終わるレベルにするのが効率的にシングルタスクをこなすコツです。
シングルタスクを片付ける際には、集中して一気にこなすことを目指します。
もしもタスクにかかる時間が長くなると、集中力が持続できずに途中で疲れてしまったり気が散ってしまう可能性が高くなります。
それでは効率的ではありません。
そのため、効率的なシングルタスクに切り替えるためには、タスクを細分化することがとても大切です。
次に、どのタスクから片付けるべきか優先順位をつけていきます。
タスクによっては、何から始めなければいけないとか、どの順番で片づけなければいけないといった順序がすでに決まっているものもあるでしょう。
しかし優先順位を自分で決められる場合には、メリハリを付けながら優先順位を決めることをおすすめします。
タスク管理の方法や優先順位のつけ方に関しては自分で決めても良いですし、アプリなどを使って管理するという方法もおすすめです。