「私と仕事、どちらが大事」という言葉を飲み込んで
楽しみにしていたデートが急にキャンセルとなったときには、ついイライラして相手に気持ちをぶつけてしまいがちです。
相手に悪気がないとはわかっていても、せっかく以前から計画をしていたデートや旅行が急な用事でキャンセルされたとなれば心中穏やかではいられません。
特にそのキャンセルの理由がどうしても避けられない身内の不幸や事故というならまだしも、仕事が理由となると「私と仕事のどっちが大事なの?」というお決まりの文句も口にしたくなることでしょう。
しかしそこで自分の感情をそのままぶつけてしまっては、相手のプライドを著しく損ねてしまったり、決定的な不信感を植え付けてしまうことにもなります。
怒りたくなる気持ちはわかりますが、まずはぐっとこらえて賢く大人の対応をしていくようにしましょう。
ちょっとあざとい考え方をすると、そうした場合に相手を一方的に責めるよりもむしろ柔和な対応をしておいた方が相手にとって「申し訳なかったな」という気持ちを持ってもらいやすくなります。
ポイントは「怒らず」「冷静に理由を聞いて」「残念だけど受け入れる」という三段階です。
これから仕事で自分を認めてもらいたいと思っている若手社員のうちは会社の評価を上げることが恋人との将来にかかってくるというふうに男性の多くが考えますので、大人な対応をするのは決して女性に無関係なことではありません。
角を立てない返答例
急なデートのドタキャンのときの模範的な回答例としては以下のようなものがあります。
まず「わかった。でも無理しないでね」といった受け入れつつ相手を気遣う言い方です。
受け入れた方が望ましいといっても、「ああそう。じゃあね」といったそっけない物言いをしてしまっていては相手に怒らせたかな?という不安感を与えてしまいます。
懲罰的に怒りを示したい気持ちもわかりますが、余計な不安感を与えてしまうと仕事に集中ができずにミスをしてしまう可能性があります。
せっかくプライベートを返上して仕事をするのに、ミスをして会社からの評価を下げてしまうことになったなら、付き合っている人のせいで仕事ができないというレッテルを貼られる可能性があります。
相手も好きでデートよりも仕事を優先させるのではなく本当は休みたいところを出ざるをえなくなるということもあるでしょうから、できるだけ気持ちよく送り出してあげましょう。
自分の気持を示すなら「残念だね。でも今度は絶対に行こうね」や「次は埋め合わせしてもらうからね」といったような言い方をするのがおすすめです。
自分と会うことができずに残念がっているという気持ちを上手に伝えることで、次回以降のデートでいつも以上の優しさを示してもらえるかもしれません。