憧れる?プロポーズ時のエンゲージリング
結婚をする時にはペアでマリッジリングを着けますが、その前段階で女性にプレゼントされる「エンゲージリング」についてはここ最近価値観が変化してきているようです。
かつてはエンゲージリングは男性が女性に対して自分の甲斐性と気持ちを見せるために、あえて背伸びをして高額な指輪を渡すというのが常識になっていたものです。
ですが結婚後長く指にはめることになるマリッジリングと異なり、エンゲージリングをはめるのは婚約から結婚までの短い間であり、かつ高価なものほど普段使いがしづらいという問題があります。
そもそもとして男性と女性の給与格差が縮まったことにより、男性ばかりが高額の指輪を購入するということの意味が薄くなったこともあります。
また先の生活への不安からあまり使用することのないエンゲージリングに高いお金をかけるくらいなら、もっと別の新生活やハネムーンに使いたいという考え方もあります。
しかしいくら理屈を述べても豪華な指輪を渡すタイミングでのプロポーズは女性ならば憧れるものなので、理由抜きで形だけでもプレゼントしてもらいたいと考える意見もあるでしょう。
ダイヤがきらめく婚約指輪を実際に見ると、「プレゼントされてみたい」と憧れる女性がやはり多いのです。
🎀婚約指輪~ポンテヴェキオ~
もし将来を意識している男性とおつきあいをしているなら、それとなく自分がエンゲージリングにどんな考えを持っているか素直に伝えておいた方がよいかもしれませんね。
「もらった方がショック」という複雑な女性心理
エンゲージリングの有無についてはブライダル企業もいくつかアンケートをしています。
会社によって結果には微妙な差があるものの、だいたいは半数ずつで大きく意見が割れています。
そうしたアンケート調査ではなぜ欲しいのか・いらないのかという意見も聞き取っているのですが、中にはちょっとおもしろい複雑な女心が見え隠れします。
その中の一つが「相手の収入もだいたいわかっているので、その中からこの指輪を買ったのかということを推測すると相手が自分のことをどう思っているかわかってショックを受ける」というものです。
余計なこととは思いつつも、月収がこのくらいの人がこのクラスの指輪を買うためにはどのくらいの期間で準備をしていたかということを想像してしまいます。
「もうワンランク上も頑張れば買えたろうにケチったのかな」というような邪推もしてしまいたくなるのが女性なので、そこで相手から見た自分の価値も推測してしまうことになります。
相手も悪気があってケチったのではなく将来のことを考えて少し節約したことがわかってはいても、それでもなんとなく納得できないものを感じるのが複雑なところです。
確かにそもそも「いらない」ということにしておけばそういった余計なことに頭を悩ませることもないため、平穏な結婚生活ができそうですね。